お客様になりすました勧誘電話の手法

昨日 午後8時にすぎに電話がなった。この時間に電話がなることはめったにないのだが。
電話の相手は、「お宅の会社は採用動画などを依頼できますか? 」と いかにも始めて動画の依頼をしてくるお客様風であった。
実際の話の内容はリアルで、ランサーなどのフリーランスに依頼すると納期が不安定であったり、質の面でもばらつきがあって頼みづらい。よく聞く話ではあるので なるほどと話を聞いていた。話の途中であったろうか、依頼主は福利厚生のサービスを行っている会社で取引先の福利厚生の一環で最近動画制作を希望されているお客様に紹介するのだという。

はて、このあたりから、なんとなくいやな感じがただよってきた、しかし、この時点では、まだ、半信半疑である。

弊社のホームページをみて、安心感があって紹介するにあたる会社の条件は充たしているので、もし、興味があれば一度打合せをしたいと。

会社は東京赤坂に本社がある (島根にある同名の会社ではない)のFUJIMOTO だそうである。

いかにも、審査している側という立場をとるこの会社は、紹介するのではなく、依頼は、この会社が福利厚生サービスをしている会社から直接くるそうである。
お宅の会社に対応できるキャパはありますか、サービスは永続してやっていかれますか など、いかにもクライアントに対して良質な業者を紹介する責任を負っていると感じをだしてくる。

私のほうも、サービス内容が曖昧なのでその場でホームページを確認しながら話をきくことに、確かに中小企業コンサルタントのメニューに福利厚生サービスという事業はない。

今このFUJIMOTOは、メニューにはないという。 この時点から、メニューにのっていないサービスを紹介する時点では怪しさはましたが、いちおう費用を聞いてみると
2年間 月々4万円だそうである。 2年間だと100万円相当である。

うちは、必要もないというむねを伝えて電話をきる、そんなに強引に押しつけてくる感じがないので、信じてしまう人もいるかもしれない。

とにかく、本題に入るまでに、やたら動画の依頼内容を事細かに聞いてきたので30分くらいの無駄な時間を過ごしてしまった。

あとで、この会社の住所の12階を調べてみると いわゆるレンタルスペースがある、ここに170名くらいの社員がいるとは思えないが

いろいろ ぐぐるとでてきました、福利厚生の一環として営業しているこの会社が。

こういったいかにもお客さんのふりして営業してくる業者が非常におおい、しかし、こういった会社がそのビジネスで収益をあげることができているのだろうか?
1回目は騙されたとしてもリピートはない。

さらに調べてみたら、この会社は、何度か名前と会社の所在地を変えている。 言わずもがなである。

福利厚生サービスの一環としてと誘ってくる営業電話にはくれぐれも注意してください。

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